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乳がん検診

当院では女性技師によるマンモグラフィ検査が行えます。

乳がんってどんな病気?

乳房にある乳腺に発生する悪性腫瘍です。

乳がんの症状はさまざま

 乳がんは、乳房にある乳腺(母乳をつくるところ)に発生する悪性腫瘍です。 症状は、しこり、血性乳頭分泌、乳首の陥没、皮膚のくぼみ、痛み、脇の下のしこりなど、実にさまざまです。

初期には全身の症状がないため、放置されやすい

 細胞ががん化して増えはじめるとしこりになりますが、初期には食欲が減ったり 体調が悪くなるなどの全身症状がほとんどありません。 唯一の乳房の変化に気づかずにそのまま放置しておくと、乳腺の外にまでがん細胞が増殖し、 血管やリンパ管を通って全身へと広がっていきます。

マンモグラフィってなに?

マンモグラフィ
早期の乳がんも発見できる乳房専用のX線撮影のことです。

柔らかい組織だから専用の装置で撮影

 マンモグラフィは乳房のX線撮影のことです。 乳房は柔らかい組織でできているため専用のX線撮影装置を使用します。 乳がんをはじめ乳房にできる病気をほとんど見つけることができ、 しこりとして触れないごく早期の乳がんも発見できます。

撮影にかかる時間は20分程度

 通常の検査では、立体的な乳房全体が撮影フィルムの中にもれなく写し出されるように、 一方の乳房に2方向の撮影を行います。撮影は更衣から撮影終了フィルム確認まで含めて 約15分~20分程度です。

欧米では一般的な検査方法

 マンモグラフィ検診はアメリカ、ヨーロッパでは最も一般的で、安全性が確立されていますし、 乳がんによる死亡を減少させる効果が得られています。

乳がんは早期発見すれば治るの?

早期なら約90%が治癒します。早期発見のために、定期健診が必要です。

乳がんは、女性のがん死亡原因のトップ

 今、日本女性の30人に1人が乳がんにかかるといわれています。 なくなる方は年々増加し、今では約1万人。女性の壮年層(30~64歳)のがん死亡原因のトップとなっています。

早期発見・治療すれば”治るがん”

 残念ながら乳がんの予防方法はありませんが、早期なら約90%の方が治ります。 決して怖い病気ではありません。早期発見のために、自己検診や、マンモグラフィなどによる定期健診が大切なのです。

”痛い”と聞きますが…

立体的で厚い乳房を正しく撮影するために圧迫する必要があるのです。

圧迫することで放射線も少なくなります

 マンモグラフィ撮影では乳房を圧迫板ではさみます。 これは、診断に必要な良い写真を撮るためには、とても重要なのです。 乳房は立体的で厚みもあり、そのまま撮影すると乳腺や脂肪、血管などの重なりで、 実際に腫瘍があっても写し出されないことがあります。 また圧迫により、放射線の被爆量を少なくする効果もあります。

気になることがある場合は遠慮なくお問い合わせください

 正しい撮影をするために、撮影技師がポジショニング(撮影機械に乳房をはさんで、 圧迫し体位をとる)を行いますので、どうぞご協力をお願いします。 また、圧迫板は一定以上の圧力はかけられないように設計されていますので、 ご安心ください。 ただし、痛みが強い方、皮膚や乳房に炎症や外傷があり圧迫できない方は撮影を中止することがあります。

放射線の被曝による危険性は?

X線の量はごくわずかで、ほとんど危険はありません。

放射線の害より早期発見のメリットの方が大きい

 マンモグラフィはX線検査なので放射線被爆がありますが、乳房だけの部分的なもので、 骨髄などへの影響はなく、白血病などの発生の危険はありません。 1回の撮影で受ける放射線の量は、東京からニューヨークへ飛行機で行くときに浴びる自然放射線 (宇宙線)とほぼ同じ量。マンモグラフィ撮影による危険性はほとんどないと思っていいでしょう。 それより、撮影によって早期乳がんが発見できることのメリットの方がはるかに大きいのです。

マンモグラフィでどんな写真が撮れるの?

早期乳がんのサインの石灰化や腫瘍などを写し出します。

フィルムを比較して組織の微妙な変化をとらえる

 マンモグラフィは、乳がんの初期症状の1つである石灰化や腫瘍などを発見できます。 特に、早期乳がんの唯一のサインである、ごく小さな石のような石灰化を鮮明に写し出せるのが大きな特徴です。 マンモグラフィは乳腺の全体像を写し出すので、左右を比較して診ることができます。 また、過去のフィルムと比較することによって、組織の微妙な変化をとらえることができます。

マンモグラフィ検診が普及し始めている

 乳がん検診は触診を主体として行われてきましたが、しこりとして触れないごく早期の乳がんの診断にはマンモグラフィは有用であり、 乳がん検診へのマンモグラフィ導入が進んでいます。